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レターパックを送る際の注意点

レターパックとアルコール 郵便

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小さな荷物を送る際に便利な、郵便局のレターパックという発送サービスがあります。

以前も記事にしましたが、今回は「送れないもの」や「送れない状況」を掘り下げて説明します。

そもそもレターパックってなに?

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レターパックについて全くご存知ない方は、下記リンクより過去記事をご覧ください。

レターパックで送れないもの

レターパックは特定封筒郵便物といって、郵便物の扱いとなります。
そのためハガキや定形郵便などと同じ分類となり、「送ることができないもの」である禁制品も郵便物と同じになります。

詳しくは下記リンクをご参照ください。

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以下の点にも注意が必要です。

注意点

「現金」を送る際には、基本的には現金書留封筒で送ることと定められています。
そのため、レターパックでは現金を送ることはできません。

金、銀、ダイヤモンド、ルビーなどの宝石、真珠製品などの貴重品も送ることはできません。
これらは書留もしくはセキュリティゆうパックで送ることとされています。

現金書留封筒、右は祝儀袋も入る
現金書留封筒
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尚、郵便局のホームページには、以下のものを送ることはご遠慮くださいとあります。

絶対に送れないというわけではありませんが、送らない方がよいものということです。

送らない方がよいもの

・こわれもの(ガラス製品、陶磁器などの割れやすいもの)
・精密機械
・なまもの、生き物
・芸術作品など代替品の入手が困難なもの

レターパックは輸送中に内容物が破損したとしても損害賠償は行われません。
そのため、こわれやすいものを送ることは避けた方がよいでしょう。

もし、こわれやすいものを送る際には、自己責任でしっかりと梱包して送ることが大切です。

レターパックを送る際の注意点

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下記表は、発送および航空輸送の可否の表です。
表を参考に内容品を確認して下さい。

レターパック(郵便等)、ゆうパック引受、航空輸送可否一覧表

レターパック(郵便等)レターパック(郵便等)ゆうパックゆうパック
条件引受可否空輸の可否引受可否空輸の可否
アルコール度数24%以下
アルコール度数60%以上××××
度数24%超〜60%未満××
飲料度数70%超 注1××
飲料24%超〜70%以下注2
引火点30℃以下××××
引火点30℃超〜60℃以下××
引火点60℃超
可燃性ガス××××
高圧ガス 注3××
リチウム電池×注4
注1)郵便は飲料も60未満までが引受可です
注2)1容器当たり5ℓ以下なら航空輸送可、品名欄に記載必要
注3)多くの製品で引受不可
注4)リチウム電池マーク貼付で可の場合有

液体を送る場合について

ペットボトルの水

水やお酒、アロマ、化粧水、シャンプーなど液体製品は様々です。
こういったものは、レターパックで禁止されているわけではありませんが、
ゆうパックで送ることをお勧めいたします。

どうしても液体を送りたい場合には、絶対に漏れ出さないように差し出すことが大切です。
万一漏れた場合には、他の郵便物にも被害が及んでしまい差出人の責任も問われかねません。

又、アロマや化粧品はレターパックで送ることができたとしても、内容物によっては航空輸送されないものもあります。

例えば、アルコール度数が24度超のものは航空輸送禁止となり、トラック便や船便での輸送となり、通常よりもお届けが遅くなることがあります。

アロマオイルの例では、引火点が60度以下のものは航空輸送禁止となります。
送る品物をよく調べて、品名欄にしっかりと記入して下さい。

正しい品名記載例)
○香水(アルコールなし)
○化粧水(スプレー缶不使用、アルコールなし)
○除光液(アセトンなし、引火点60℃超、アルコール度数24%以下)
○うがい薬(アルコール度数24%以下)

このように記載することで、送ることも航空輸送も可能となります。

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上記の品名については、( )の追記がない場合には、そもそもレターパックとして送れないと思われます。

例えば、「香水」は製品の多くがアルコール度数60℃以上ですので、「香水」とのみ記入した場合には、禁制品と判断されるかと思います。

「うがい薬」については、多くの製品が24〜60%未満の製品が多いです。
そのため「うがい薬」のみの表記だと、送れるかどうかは微妙なグレーゾーンです。

アルコール度数60%以上の製品は、レターパックでは送れません。

アルコール度数24%超の製品は、レターパックでは航空輸送されず、宛先によりお届けが遅れます。

引火点30℃以下の製品は、レターパックでは送れません。

引火点60℃以下の製品は、レターパックでは航空輸送されず、宛先によりお届けが遅れます。

精密機械を送る場合について

精密機械や家電製品にはリチウム電池が入っている製品が多くあります。
リチウム電池自体はレターパックで送ることができます。

しかし、リチウム電池を飛行機で輸送する場合には、気圧の関係で発火の恐れが生じます。
そのため、リチウム電池入りの製品については、航空輸送以外でお届けされます。
その結果、お届けまでに遅れが生じることがあります。

尚、郵便局の発送サービスの「ゆうパック」の場合には、正しく「リチウム電池マーク」を荷物に貼ることにより、航空輸送によりお届けできます。

しかし、レターパックではたとえ「リチウム電池マーク」を貼り付けたとしても航空輸送されないので注意して下さい。

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精密機械を送る際の、品名記載例をご紹介します。

航空輸送可能となる品名記載例)
○スマートフォン(リチウム電池なし)
○タブレット(リチウム電池なし)
○カメラ(リチウム電池なし)
○キッチンスケール(アルカリ電池式)
○腕時計(自動巻き、電池なし)
○腕時計(コイン電池内蔵)
○体温計(電池式、コイン電池内蔵)

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コイン型のリチウム電池については、機器に組み込み、内蔵されていれば航空危険物とみなされないため、上記のように記載することで航空輸送されます。

又、単体のコイン型リチウム電池(機器に内蔵されていない場合)を、レターパックで送ることは可能です。
但し、その場合には航空輸送されませんので注意が必要です。

こわれもの、液体、食品、なまものをオススメしない理由

レターパックは、街中のポストに投函して送ることができます。
ここで、想像力を働かせていくと・・・・
例えば、お弁当やジュースなどを送るとします。

レターパックと弁当箱(食品)
お弁当を送る場合・・・

レターパックに弁当を入れる際には注意
ナイロン袋で包んだから大丈夫と思いがち!

梱包した際は、漏れがないように梱包したつもりでも、ポストに投函した場合には向きが縦横、さらには裏返ってしまうこともあります。

ポスト投函以外で差し出した場合でも同様で、お弁当の汁やジュースが漏れ出す可能性があります。

レターパックプラス
レターパックは局内で向きがどうなるかわからない

そうなると、自分の荷物だけが汚れるだけでは済まなくなってしまいます。

一方、ゆうパックでは「荷物」を扱うという観念の元の作業となりますので、より慎重に扱うことになります。差し出す時にも「逆さま厳禁」「下積み厳禁」「ビン類」「こわれもの」「なまもの」を指定して出すことができます。

ゆうパックラベル品名
ラベルに「こわれもの」などの項目がある

そのため、こわれもの、液体、食品、なまものなどはゆうパックがオススメです。
※もちろん、ゆうパックでもこわれないよう、漏れ出さないように梱包に注意する必要はあります。

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レターパックは名前の由来通り、こわれにくい書類系(レター)を主としたものと個人的に思います。

とはいえ、ルールをしっかりと守れば、非常に優れた発送サービスです!


厚さ3cmまでに注意する

梱包の際には厚さにも注意する必要があります。

レターパックプラス(赤色)は、厚さは何センチになっても問題なく送れますが、レターパックライト(青色)の方は厚さ3cmまでという制限があります。

レターパックライト3cmまで
「測りにくい!」

通常の定規だと写真のようになり、非常に測りにくいです。
特にレタパの真ん中が膨らんでいるとうまく測れません。
そのため、専用の定規を使うことをオススメします。

レターパックの厚さの測り方
専用定規は100円ショップで購入しました!

写真のように3cmの枠にスムーズに通ることができれば送れます。

レターパックライト(青色)430円では、3cmを超えて郵便局に持ち込むと断られます。
もし、そうなった場合には、厚さフリーのレターパックプラス(赤色)600円を購入して、内容物を入れ替えて差し出して下さい。

レターパックには写真のように両面テープが付いていますので、郵便局窓口でも入れ替えは比較的容易です。

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しかし、混雑した状態で入れ替え作業を行うと、焦ってしまい失敗もしかねません。

そのため事前にしっかりと測った上で郵便局に持ち込むようにしましょう。

重さ4kgまでに注意する

レターパックプラス、ライト(赤、青色)共に重さは4kgまでとなり、それを超過すると引受されません。

仮に「A4コピー用紙の厚さ3cm分」を送るとすると、約1kg〜1.5kgくらいですので、この場合は重さを気にすることはありません。

5kg・・・4kgオーバーは送れません。

小荷物などを入れる場合には重さが超えないように十分気をつけましょう。
超えた状態でポスト投函すると返送されます。

レターパック4kgまで
3kgなら送れます!

写真のようにレターパックプラス(赤色)なら厚さもフリーですしOK!

レターパックでの内容物の入れ方

梱包の際に特に注意すべきなのは、レターパックライト(青色)を送る際の厚さについてです。

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内容物が厚さ3cmの境界線ギリギリの時には、非常に心配になります。

そこで、専用定規がない場合のコツをお知らせします。

レターパックライト(青色)を裏返してみると、左上に1.5cmと矢印が表示してあります。
マチの部分で、折り目が付いているのです。

反対側にも1.5cmのマチがあります。

マチの折り目部分を広げていくと・・・ちょうど3cmになります。

レターパックライトのマチ
「しかも測りやすい」

このように箱らしくなり、通常の定規でも測りやすくなります。
内容物全てが書類の場合には、真ん中が盛り上がることはありませんので、マチよりも広がらなければ問題ないでしょう。

小物を送る場合など、3cm超がアヤシイ場合には、できれば専用定規で測った方がよいです。

荷物を入れればあとは普通に封をするだけすが、レターパックプラス(赤色)のように厚さが増してくると、封が閉じにくくなります。
その際でもガイドライン(点線)が完全に隠れるように封をするようにしましょう。

完全に封がされずに中身がはみ出しそうな場合には、引き受けされない場合もあります。

両面テープが最初から付いているので、剥がして封をします。

しっかりと封をしましょう。

レターパックプラス(赤色)で厚みがある場合には・・・・

テープで補強

両面テープだけでは心許ないため、上から補強テープを貼ってもよいです。

結構ペラペラ

レターパックは厚紙でできていますので、書類以外を送る際は、プチプチなどクッション材で内容品を包むとよいです。

封をしっかりと閉じたら・・・

配達証は剥がしてはいけません。

表面の「はがして差出し」と書いてある「ご依頼主様保管用シール」を剥がして差し出します。

剥がし忘れても返送されることはありませんが、このシールには追跡お問い合わせ番号が記してあります。また余白部分には宛名などをメモすることもできますので、剥がして差出しましょう。

レターパックプラスは厚さフリー
ふ厚い!!

レターパックプラス(赤色)ならば、厚さフリーですのでこのような送り方もOKです。

まとめ

今回はレターパックを送る際の注意点を説明しました。
最近、各運送会社の荷物運賃の値上げがありましたが、レターパックは値段も安くかなり優秀な発送サービスです。
ルールを守ってどんどん利用しましょう!

ponsuke
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私はレターパックライト(青色)430円をよく利用しています!

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