土曜配達の休止
これまで郵便は、めちゃ安の料金で速く届くのが当たり前のサービスでした。
しかし、ついに普通扱いとする郵便とゆうメールの土曜日配達が2021年10月2日から廃止、つまり土曜休配となりました。
これによりお届けが遅れる可能性が出てきました。
2021年10月以降のサービス内容(日本郵便ページ参考)
種別 | 配達休止の有無 | お届け日数の変更は? |
---|---|---|
郵便物・ゆうメール (オプションサービスの付加なし) | 土曜・日曜・休日配達なし | 差出日の翌々日以降 ※宛先により異なる |
スマートレター | 土曜・日曜・休日配達なし | 上に同じ |
特定記録 | 土曜・日曜・休日配達なし | ※変更なし |
速達・書留・簡易書留・代金引換 | 土・日・休日も配達あり | 変更なし |
レターパックプラス・ライト | 土・日・休日も配達あり | 変更なし |
クリックポスト・ゆうパケット | 土・日・休日も配達あり | 変更なし |
ゆうパック | 土・日・休日も配達あり | 変更なし |
土曜休配となるサービスは、普通扱いの郵便、ゆうメール、スマートレターです。
これらは土曜日だけでなく日曜・祝日も休配です。
今後は、翌々日配達地域宛の郵便で、木曜日に郵便を出した場合、これまでは土曜に届いていたものが月曜以降になります。
今回のテーマはどうすれば土曜配達となるかです。
そして、
安く速く送るにはどうすればよいか考えてみましょう。
土曜配達してもらう方法
郵便物のオプションには速達、配達日指定、簡易書留などがあります。
これらのオプションを付けることで土曜日だけでなく日祝にも配達されます。
下記表は速達、配達日指定、簡易書留を付加した場合の料金比較表です。
目的に合わせて、お得なものを選んでください。
速達、配達日指定、簡易書留料金比較表
郵便物 | 速達 | 配達日指定 | 簡易書留 |
---|---|---|---|
定形50g | 410円 | 380円 | 460円 |
定形外50g | 440円 | 410円 | 490円 |
定形外100g | 480円 | 450円 | 530円 |
定形外150g | 570円 | 540円 | 620円 |
定形外250g | 620円 | 590円 | 670円 |
定形外500g | 910円 | 780円 | 860円 |
定形外1kg | 1150円 | 1020円 | 1100円 |
はがき | 385円 | 355円 | 435円 |
速達 | 配達日指定 | 簡易書留 |
配達日指定は休日配達の+270円での料金表です。
平日の配達日指定の料金は+42円です。
普通郵便に速達を付ける
<速達のご利用方法>
図のように郵便物の上や右側部に赤い線を表示するのみでよい。実際には速達文字の赤ハンコを押したり、記載するのが一般的。
<引用元>日本郵便速達
オプションで1番メジャーなものは速達で、休日の土曜、日祝にも配達されます。
速達郵便の配達方法は基本手渡しでお届け、留守の場合はポスト投函となります。
速達料金は2024年10月1日から※300円〜690円となりました。
たとえば、普通郵便50gの料金は110円です。
速達料金300円をプラスして410円の料金を支払えば速達扱いで土曜配達可能となります。
従来は金曜差出しの場合、普通料金のみで翌日土曜に配達されていたのですが(翌日配達地域の場合)、今後は土日に配達してほしい場合には、速達なら410円かかってしまいます。
これは正直かなり高いです。
それよりも安く送る方法はないのでしょうか?
次章は「配達日指定」を付けた場合について解説します。
※ゆうメールに速達を付ける場合は重さに関係なく+330円です。
配達日指定を付ける
配達日指定は希望の配達日を指定できるサービスです。
速達よりも料金は安く、※平日配達は42円、休日配達は270円となります。
土曜配達希望の場合は、休日配達料金の270円が適用されることとなり、
普通郵便50gなら110円+270円=料金380円となります。
これは、速達を付加した場合の410円よりも安いです。
しかし、配達日指定郵便は急に郵便を出したい時には不向きなオプションです。
どういうことかというと、例えば金曜日に郵便を出したいと思いつき、翌日の土曜日に届いて欲しい場合、この配達日指定は使えません。
なぜなら・・・
つまり、10月1日(金)に出す場合、10月4(月)〜13(水)間の日にちしか指定できないのです。
もしも10月2日の土曜日に届けたい場合には、9月29日水曜までに差し出す必要があります。
これは大変不便です。
配達日指定は値段は安いですが、速達のほうが利用しやすいといえます。
※ゆうメールに配達日指定を付ける場合は平日、休日配達とも52円です。
簡易書留を付ける
簡易書留というのは追跡サービス付で、郵便物の中身が壊れたり、届かなかった時には最大5万の補償があるオプションサービスです。
簡易書留料金は350円です。
料金は普通郵便50gなら110円+350円=460円と、これまで解説したオプションの中では1番高いです。
「補償も追跡サービスもいらない、ただ土曜に配達してもらいたいだけ」という人には不向きなサービスです。
今回のテーマでいうと、やはり速達のほうが利用しやすいといえます。
特定記録郵便は土曜日配達しない
特定記録は追跡サービス付きのオプションサービスです。(郵便の中身が壊れても補償はありません。)
料金は、普通郵便料金+特定記録料金210円となります。
特定記録は、土曜日や日祝にも配達されそうなイメージがありますが配達されません。
元々このオプションは日曜祝日の休配日には配達していませんでしたので、土曜休配となった2021年10月2日以降は土曜配達されません。
特定記録で土曜日に配達してもらう場合には、速達か配達日指定などのオプションを更に付ける必要があります。
レターパックで送る
レターパックは大きさA4サイズ、重さ4kgまで全国どこでも同じ料金で送れるサービスです。
値段は600円と430円の2種類です。
いずれも土日祝日に配達可能なサービスです。
しかもお届けは速達並で重さ4kgまで送れるため、非常にお得です。
土曜日に配達して欲しいという目的のみでいうと、レターパックライト(青)がオススメです。
なぜなら料金面でとてもお得だからです。
例えば、定形外郵便50gに速達を付けた場合、
→料金140円+速達300円=440円となり、この時点で430円のレターパックライトのほうが安くなります。
しかも重量が重くなればなるほど、そのお得感は○百円と広がるのです。
定形外郵便を多く出される方で、お届けが遅れると困る!という方は、レターパックライトを使用するのが賢いです。
まとめ
今回は普通扱いとする郵便、ゆうメールについて、どうすれば安く土曜日に配達されるのかをテーマに考えてみました。
今回のテーマでのオススメ順位は
- レターパックライト
- 速達
- 配達日指定
- 簡易書留
・・・の順番となります。
速達よりもレータパックライトの方がオススメな理由は、安くて追跡サービスもあるためです。
定形外郵便を速達で出すよりも、レータパックライトの方が安いのです。
配達日指定は安いですが、利用しづらい面がありますし、簡易書留は今回のテーマではコスパが悪いため順位を低くしました。
もし、中身が※信書ではない場合で土曜配達希望の場合には、ゆうメールにオプションを付けるよりも他にお得なサービスがあります。
それはゆうパケット、クリックポストなどのサービスです。
これらのほうが安くなることがあります。
チラシや荷物を送る場合には、下記リンクページにお得情報がありますのでぜひ参考にしてください!
※信書とは手紙や納品書、請求書、証明書などのことです。信書について
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