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ゆうパックで送れないもの(禁制品)

郵便

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ゆうパックとは

ゆうパックは大きい荷物を送るときに便利な郵便局のサービスです。
サイズは3辺合計で170cmまで、重さ25kgまで送れます。

通常ゆうパックの他に、
目的別サービスとしてよく利用されるのが、重量ゆうパック、チルドゆうパックです。

重量ゆうパックの場合は、重さ25kg超〜30kgまでOK
チルドゆうパックは3辺合計150cmまで、25kgまで送れます。

ponsuke
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では、ゆうパックで送れないものは何かをみてみましょう。

ゆうパックとして差し出すことができないもの

日本郵便のホームページには以下のようにあります。

郵便物の禁制品とは多少の違いがあります。

  1. 爆発性、発火性、その他の危険性のある物(詳しくはこちら
    ただし、アルコール飲料については、ゆうパックに限りアルコール濃度70%まで取り扱うことができます。)
  2. 毒薬、劇薬、毒物及び劇物(官公署、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師又は毒劇物営業者が差し出すものを除きます。)
  3. 生きた病原菌及び生きた病原体を含有し、又は生きた病原体が付着していると認められる物(官公署、細菌検査所、医師又は獣医師が差し出すものを除きます。)
  4. 法令に基づき移動又は頒布を禁止された物
  5. 人に危害を与えるおそれのある動物(学校又は試験所から差し出されるもの、これにあてるものを除きます。) 
  6. 複数の個人情報を含むもの
  7. 現金(外貨を含む)

    <引用元>日本郵便 ゆうパックで送れないもの

ざっくりいうと、現金、複数の個人情報、上記の危険なものは送れないということです。

危険なものには発火しやすいもの、毒薬、病原菌、硫酸などがあげられますが、中でもふつうの一般人が送ってしまいそうなものは高濃度のアルコール類が挙げられます。

送れない理由としては輸送中に発火する可能性があるためです。

ponsuke
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飲料はアルコール度数70%超、飲料以外はアルコール度数60%以上のものは送ることができません。

また引火点30℃以下のものも不可です。

次の章でわかりやすく解説していきます!

アルコールについて

郵便物の場合はお酒を含めたアルコール類全てについて、アルコール度数60%以上の物は送ることができません。

これに対して

ゆうパックの場合は飲料(お酒)については度数70%超の物が送ることができないことになっています。

言い換えると、飲料については度数70%以下は送ることができます。
郵便物の場合と比べて飲料については、送れる度数の範囲が広いという事です。

飲料以外については、度数60%未満のものなら送ることができるということになります。

ちなみに「薬用アルコール」は飲料ではありませんので、度数60%未満のものが送ることができます。

ケア製品

香水

一般的には香水はアルコール度数60%以上が主ですので、郵便やゆうパックでは通常は送れないと考えた方がよいでしょう。

但し、香水と名の付くものでもノンアルコールのものであれば大丈夫です。

その際にはゆうパックラベルの品名欄に 香水(アルコールフリー)などと記載しましょう。

マニキュア 除光液

マニキュア、除光液(ネイルリムーバー)の成分には石油類に分類されているものが含まれます。

日本郵便のホームページには引火点摂氏30℃以下のものは送れないとあります。
マニキュアや除光液は一般的に引火点30℃以下であるため、郵便、ゆうパックで送ることはできないとされています。

但し、引火点が30度を超えることが確認できれば、その旨を品名欄に記載することで送ることができます。

又、引火性液体であるアセトンが含まれている除光液などは、ゆうパックで送ることができません。

アセトンが使用されておらず、アルコール度数60度未満、引火点が30度超であれば送ることができるとされています。

これらを確認のうえ、品名欄に正しく記載する必要があります。

アロマエッセンシャルオイル(精油)

アロマのエッセンシャルオイルは種類が豊富で、そのオイルの種類により引火点が異なります。

例えばフランキンセンスというオイルは引火点32℃前後となり、そのオイルのメーカにより送れるかどうかは微妙となります。

しかし、サンダルウッドというオイルは引火点100℃以上とオイルによって様々です。

そのため、しっかりと調べて引火点摂氏30℃以下でないことを確認してください。

引火点30度以下の場合は、郵便、ゆうパックともに送れません。

品名欄に記入する際は 例えばアロマオイル(引火点30℃超)と記入すればよいでしょう。
ただし、この書き方では航空輸送できないため、送る地域によってお届けが遅れることがあります。

お酒について

お酒といってもアルコール度数の低いビールからウォッカまで様々なものがあります。

ゆうパックはアルコール度数70%以下のものなら送ることができます。

お酒のアルコール濃度はどのくらい

一般的なお酒の濃度

あくまで目安ですが、

ビール、酎ハイは4〜6%程度

ワイン14%前後

日本酒15%前後(日本酒は酒税法で22%未満とされています。)

焼酎25% 

テキーラ35〜55%位

ウィスキー40〜60%位

ponsuke
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ただし、これらの中でも度数の高い商品もありますし、泡盛、ウォッカなどは70%超のお酒もあるので要注意です。

ビール、発泡酒、日本酒、ワイン、みりん、甘酒などは酒税法上、アルコール度数が70%超にはならないため、ゆうパックで問題なく送ることができます。

ビール、発泡酒、日本酒、ワインなどであれば、品名欄にはそれぞれお酒の種類のみの記入でよいです。

これら以外のお酒については具体的に例えば ウイスキー(アルコール度数40℃)と度数まで記入したほうがよいでしょう。

ただし、この書き方ではゆうパックで送ることはできるものの、航空輸送できないため、送る地域によってはお届けが遅れることがあります。

また、お酒の名称のみ、例えばワイルド○○キーなどと品名欄に記載する際には、アルコール度数の記入が基本必要です。

理由はお酒の名称(商品名)だけ書いても、それがビールなのかウォッカなのかがわからず、アルコール度数も郵便局にはわからないためです。

花火や発火性のあるもの

花火、爆竹、発煙筒、ヘアスプレー、ガスライター、マッチ、クラッカー、ガソリン、油性ペンキ(引火点30度以下)、ガスボンベ、カセットコンロ用ガス、使用した石油ストーブなどは発火性があるため、ゆうパックで送ることはできません。

尚、可燃性ガスを使用しているスプレー缶の製品はゆうパックでは送ることができません。

スプレー缶でLPG、DMG等の可燃性ガスを使用していない場合は、”可燃性ガスが使用されていない旨”を品名欄に記載することで送ることは可能です。

自動車バッテリー

自動車、バイクのバッテリーは強酸性物質を含むものとしてゆうパックで送ることはできません。

新型コロナウィルス検体について

自宅でPCR検査キットを利用し、唾液を採取したものを郵送する際には、郵送方法が厳重に決められています。
決められた手順が守られていない場合は引受不可となります。

日本郵便HP 新型コロナのセルフPCR検査の輸送方法

コロナ検体を出すための3つの要件

WHOのマーク(イメージ)
  1. 唾液を容器に入れて不活化すること。 不活化とは、病原体を薬剤などで死滅させ感染性を失わせることです。

  2. 三重包装する 
    一次容器の瓶に入れ、検体が漏れないように二次容器の袋に入れる。
    そして更に三次容器として箱に入れます。この三次容器が郵便等の外装になります。
    このような医療機関などと同水準の厳重な三重包装が必要です。

  3. WHOの基準を満たしたことを示すUN3373のマークが三次容器の外装に印字されていること

この3点が最低限必要となります。

尚、三次容器を更に箱に入れて三次容器の外装に印刷されたUN3373のマークが外から見えない場合には、郵便局員にUN3373のマークがあるか否か尋ねられます。
ですから梱包する前にしっかりと確認しておきましょう。

また、ゆうパックラベルの内容品を記載する欄には、コロナ検体(不活化済)と記入する必要があります。

更に詳しくは郵便局で

まとめ

ここまでゆうパックとして送ることができない禁制品について説明してきました。
品名欄に内容品を正しく書いていない場合には、引き受けされないこともあります。

また、引越しで日常生活用品を送る時などは特に注意が必要です。
その際にはいろいろなものをごちゃ混ぜにして送ることが多くなりますが、その中にゆうパックで送れないスプレー缶の商品などが混じっていないか確認する必要があります。

スマートフォンなど家電を送る際も注意が必要です。
スマートフォンは禁制品ではありませんが、リチウム電池が付属されている場合は、航空輸送されないため、送る地域によってはお届けが遅れることがあります。

しろーくん
しろーくん

航空輸送地域宛に送る場合には、品名欄にリチウム電池の有無の記載がないと、間違って飛行機に乗せてしまうこととなり、気圧の関係で発火する可能性が生じます。

輸送中に発火事故などが起きた場合は人命に関わり、その責任を問われます。

ですから十分注意し、正しく品名欄に記入することが大切です。

※次回はゆうパックで航空輸送できないものについて説明します。

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