今回は傷が付いた革ブーツのケアの解説です。
ケアするブーツはブランドストーン#550です。
今回使用するものはステインリムーバー、レザークリーム、馬毛ブラシ、豚毛ブラシ等です。
傷の確認
購入から3週間、ついに擦ってしまい傷?ができたので修復していきます。
馬毛ブラシを使って、ブーツのホコリを落とします。
濡れタオルなどで傷を拭いてみる。
まず傷の状態をよく見てみましょう。
ステインリムーバー(汚れ落とし剤)を使う
この擦り傷?にMモゥブレイの汚れ落とし剤、ステインリムーバーを使ってみます。
今回は傷汚れにピンポイントにステインリムーバーを使いますが、靴全体に汚れや古いクリームが残っている場合にもオススメです。
このステインリムーバーは、古いクリームや汗などの汚れを浮かせて落とすことが出来るクリーナーです。
液が浸透して汚れが表面に浮き出てきますので、力を入れて強くこする必要はなく、軽く撫でるように拭きとって下さい。
そうすることで古い靴クリームや靴に残っている汗や汚れが落ちてきます。
余計なものを落とした上でクリームを塗る事で浸透性が向上し、表面の通気性が維持されます。
ワックスやクリームを塗り重ねて厚化粧になったままでは、通気性が損なわれて革の寿命を縮める可能性があります。
そのため、靴の状態を見て、汚れがひどい場合や厚化粧となっている場合には、一旦すっぴんの状態にした上で靴クリームを塗ることをオススメします。
ステインリムーバーの使い方
傷であればブーツクリームで補色しようと思ったのですが、まずは別のクリームを塗って様子を見ます。
ワックス成分なしの、革により優しい乳化性クリームでケアすることにします。
日本最大級ショッピングサイト!お買い物なら楽天市場濡れタオルなどで靴全体を拭く
汚れがひどい場合は、ステインリムーバーを使い、汚れを落として下さい。
レザークリームを塗る。
今回使用するのは、
レッドウィング製のレザークリーム(乳化性)です。
このクリームのオイルは牛由来のニーツフットオイル(牛脚油)で、牛レザーと相性が良いです。
オイルドレザーは油分を多く含んでいるため、オイルを入れ過ぎた後、風通しの悪い場所にしまうと、カビ発生のリスクがあります。
しかし、このクリームは塗った後、水分が蒸発しやすいためカビのリスクが軽減されるようです。
豚毛でブラッシング
左足も同じように乳化性のレザークリームを塗って、ブラッシングしていきます。
余分なクリームを拭き取ります。
傷のケアを動画で詳しく見る
今回の記事の動画です。
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まとめ
靴を擦った際にひっかき傷ができたと思いましたが、大部分は汚れ(塗料)でした。
今回は、乳化性クリームでケアしましたが、ワックス成分のある靴クリームで磨く場合も、手順はほぼ同じです。
ケアする前に擦った箇所をよく見て行うとよいです。
別のブログで大きな傷がついた場合の、ケア方法も説明していますので、ぜひご参考にして下さい。
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